mytho_kotyan's diary

ちゃんちゃんまんのメソロギア完全攻略

ランキング1位常連プレイヤーによるメソロギア《徹底解説》

《前編》メソロギアのβテスト〜12月環境までを《徹底考察》!【メソロギア】【調整カード】【環境変遷】

※この記事は前編です
中編・後編は以下リンクから

中編(1月〜3月)【新パック時代】↓
《中編》メソロギアの1月環境〜3月環境までを《徹底考察》!【メソロギア】【環境変遷】【新パック】【環境考察】 - mytho_koutyan’s diary
後編(4月〜現在)【マリガン時代】↓
《後編》メソロギアの4月環境〜現在までを《徹底考察》!【メソロギア】【調整カード】【環境変遷】【マリガン】 - mytho_koutyan’s diary

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうもこうちゃんです!今回は読者さんのリクエストにお応えして、メソロギアの【環境変遷】記事です
とはいえ僕は12月から始めた身、βテスターからやってませんし、当時の環境は語れません。
そこで、メソロギアを引っ張る兄貴分、lobiグルのリーダー「juicy」さんに寄稿依頼をしましした!


ーーーーーーーーー以下本文ーーーーーーーーーー

皆さん初めまして、ジューシーと申します。何かの間違いでこうちゃんより、βテストから現在に至るまでのメソロギアの環境の変遷に関する記事の寄稿依頼を受けましたので、僭越ながら記載させていただく次第です。

大変長い記事になってしまうので、前編(旧パック時代)・中編(新パック時代)・後編(マリガン時代)の3つに分けてお話していきます。

今回は前編βテスト〜12月(新パック実装前)の【旧パック時代】のお話です。

自分が参加した時期を思い出してノスタルジックな気持ちに浸ったり、自分が参加以前の環境を見てそんなんあったんだーとなんとなく楽しんでいただければ幸いです。


調整には理由があり、それが新カード・今の環境に繋がってきます。それぞれの環境を活躍したデッキを見ていくことで、こんなふうに今の環境が出来上がったんだなーと思っていただけると嬉しいです。


βテスト時代(大怪獣バトル)

メソロギアは何度かβテストをやっていますが、リリースまでの環境に影響したといえるβテストは2度ありました。それが春βと夏βです。βテスト時代はアプリ名の予定がTrinity(トリニティ)という名前でした。

※原則的にβテスト内容の公開は原則禁止事項とのことですので、製作者proeliさんのブログを載せ、あとはさわりだけで触れさせていただきます。

proeliさんブログ
【トリニティ】βテスト終了して三ヶ月... - プロエリソフト
HPとSPが若干違いました。種族制限がなかったです。

βテスト

春βはメソロギア屈指のぶっ壊れが肩を並べていた時期です。この頃の私は環境に振り回されていた側だった記憶があります。
無限後出しができたり、初手次第で1ターンキルができたり、チャージャー投げるだけでLOができたり、20くらいのSPでスキルロックができました。

春βはカード収集のテストを兼ねていた面が多分にあり、始めた瞬間カード所持という状態ではなかったため、ぶっ壊れが徐々にバレていくような環境でした。総じて言える事として、アタッカーよりチャージャーが明らかに強いチャージャー環境だった言えるかと思います。

βテスト

続いて夏βです。リリースに向けた最終調整という意味合いが強く、カード資産は最初を除き全解禁、カード調整がテスター同士のディスコードグループのもと行われ日単位でバフとナーフがされるような環境でした。この頃には私も大分ゲーム性を把握できるようになり、自身の軸を持った意見を言えるようになっていたかと思います。
コンボの発見とバフナーフによりほぼ毎日トップメタが変わっていたので面白かったです。

HPはここでも変わっていたはずです。火傷の追加、デッキの2種族縛りの追加がありました。
強い瞬間があったデッキは銃士、ラースジェイク、グッドスタッフ、レウィン魔導書、暗黒スタン、光明コントロール赤十字、全く別のコンセプトだったヴァンパイアです。

夏βの総括としては、チャージャー最強の環境を調整した結果3,4Tでゲームが終わるアタッカー最強の高速環境が到来してしまったという感じでしたね。ディフェンダーがメリットに対してリスクが高すぎるという話が挙がり、それをうけてフリーズクイーンと玄武が生まれました。玄武は今でもスタンを使う場合の採用ディフェンダーの最有力候補ですので、 現環境に与えた影響はいい意味で大きいと思います。

目次へ

9月・10月環境(メソロギアの始まり)

そして9月、遂にメソロギアと名を新たにし、待ちに待った正式リリースとなりました。エゴサしやすい名前にした方が良いのではというテスターの意見を踏まえたのかどうかはわかりませんが、物凄く検索しやすい名前になって個人的に良かったなと思ってます。

リリースされてすぐの時期は皆さん試行錯誤段階であったため、様々なデッキが強いといわれてましたね。元々6枚体制だった天候メタが半減し、リリース時点から天候デッキが強いという話題が挙がっていました。
テスターの方が積極的にブログ投稿をしていたので、ある程度優先権についての理解は進んでいたと思います。



sushiさんブログ
【メソロギア】初心者のための優先権講座 - デジタルカードゲーム攻略などするsushi
たそさんブログ
竜巻デッキ メソロギアデッキ紹介 - tasololoの日記



環境を象徴するデッキ(ナーフをさせたデッキ達)

リリースして間もない9月に話題になっていたデッキとしてははいぱー(ささやま)さんのメタスタンです。
888スタン - めそろぎあ子のブログ
このデッキは今見ると全く実現できないのが面白いですね。調整前ライオットは相手の手札1枚のコストを6下げて拘束するという効果でした。
手札干渉山盛りのデッキでありながら、ナイトスレイヤーがパワー4、アルフレッドが8コストだったため、初手に邪魔を壊し、2t目のアルフレッドで泣き虫を通せるようにでき、圧倒的有利を取れてたのが強いですが、もちろん全部がナーフされてます。
メソロギア界のエンドコンテンツと呼ばれていただけあって、リリース3日目とは思えない完成度のデッキです。このデッキは結構他の方も使っていたので、HP24を8点3回で削るという勝ち方の逆算という考え方が浸透したのではないかと考えております。

この頃、ルイスというカードがどんなデッキにも入れられるほどに採用率が高かかったですが、それは以下のカードが理由となっております。
・天旋の不死鳥
抵抗できない抵コスト
召喚時の拘束効果
ナーフされた今でも騒がれるこのカードは、当時の環境でもバランスブレイカーでした。
・スケルトンナイト
8/7アタッカー
【貫通】
【戦場発動】手札に戻る
アタッカーを当てられても手札に戻ってくるこのカードは誰も止められることはできませんでした。
以上のカードの対策として、
ロイヤルサーヴァントではスケルトンナイトに対応できないため、ついでにエターナルカイザーも阻止できるルイスが採用される状態になっておりました。ブレイズマスターや赤十字装備のバフと合わせるなど、色んなところでスケルトンの採用率は高く、環境に与えた影響はえげつなかった記憶です。

10月を象徴するデッキとしては2つ挙げさせていただきます。




赤十字騎士
皮さんブログ
ホープ軸赤十字 - おきらくエグゼ
ナーフ前最強の赤十字です。今との違いとしてはスケルトン、 不死鳥が上でで挙げた効果で、支援兵が自身を含む赤十字の枚数でSPを補充していた点です。チャージのテンポロスがあるホープを継続的な2-8チャージャとして使えるので、当時一番ホープを強く使えていた構築だと思います。チャージャーを絞り素引きを防いでいるので、その枠に軽装兵が積まれているのが特徴ですかね。スケルトンによって、貫通枠をデッキを歪ませること無く採用できるのも強力です。
ケルトンにより自分のドローは止まり、赤十字デッキ最大の下振れ要素「トップチャージャー」が起きないのも魅力です。
私個人としてはチャージャーを採用する方が赤十字が強いという事に驚きました。 まだまだ実力不足でしたね。

〇継承者

らぐまさんブログ
現環境最強!? 不死鳥継承者のすゝめ - らぐまのブログ
まごうこと無き10月環境最強デッキです。継承者が10コスで、4つの効果を継承できるというハイスペックだったため、2Tで起動するという恐ろしい速度を誇っておりました。ライオットが相手を拘束する効果であったため、基本的には拘束効果2つ+サーチの3つの効果をバニラチャージャーに回して相手に何もさせず、不死鳥をサーチして〆というデッキです。このデッキのホープに関しても、継承者を使ってしまえばSPチャージを急ぐ理由はないので、必須レベルで強く使えるデッキだったと思います。
正直このデッキに対しては対策はわずかにあれど、有利を取れるデッキは存在しませんでしたね。不死鳥継承者がこうなった理由はメソロギア七不思議の一つです。

ちなみにレートに関してはこの頃は仕様が違いました。固定の増減値が際限なく続く感じだったので、勝ち越せてさえいればレートは増えます。一番重要なことはできるだけ数をこなすことでした。


調整カード

10月のナーフは各ランク帯ごとに行った記名アンケートによって行われたため、結構な枚数のナーフがありました。今回触れ切れていないカードについて話していきます。
Box
・白騎士天使・ジェネシス
白騎士が誰でも使える読み合い放棄だった所以のカードです。この頃の白騎士はジェネシスがほぼ確定で入っていたので、白騎士出し読み破棄をしてSPを枯らしにいく対面でした。脳死で使えないよう光明条件が追加されました。
・ダークネスキャット
コストが2低かったです。これに関しては当時頻繁に使われていたという記憶はありませんが、11月環境を考えると先見の明があるナーフであったと思います。
・ブレイズマスター
実は10月環境は中レート帯においては灼熱がそれなりに強いといわれていました。カオシルが一切いなかったことに加え、スケルトンにバフをかけて投げる動きが強力だったためですね。それを受けてか、灼熱の数少ないパワーカードであったブレイズマスターのバフ値は3から2にナーフされました。
・ホワイトウィッチ
リリース当初から絶大なヘイトを稼いでいたホワイトウィッチは、何より効果なしでも使っていける水準である6のチャージができることが強いとされていました。ルークやナイトスレイヤーとの類似する強力な手札干渉であることを踏まえ、パワー2のナーフを受けました。
・天旋の不死鳥
26/10→34/10
召喚時ランダム拘束→なし
比較的簡単に出せてしまい、対策できる時間も少なかった不死鳥は8コストのコストupが入り、対策の機会が生まれました。
・スケルトンナイト
【貫通】→ なし
【戦場発動】→【攻撃成功時】
ロイヤルサーヴァントが攻撃成功時アタッカーに一貫するようになり、貫通もなくなったことから、対策が用意になりました。これ一枚で完結していたことからドロー阻止が強かった赤十字デッキには、貫通が無くなったことからも支援兵自体もナーフからも自然と抜けました。

10月環境はメタスタン、魔導書、光明コントロールなどのトップデッキがいる中、圧倒的勝率の継承者、高勝率に加えて連戦の圧倒的回転率を誇る赤十字が2大環境デッキというのが、私見となります。

目次へ

最終ランキングと使用デッキ

捜索中


11月環境変遷(ナーフの与えた新環境)

※最初のころのアプデ時期は月の下旬でしたので、10月25日から11月20日までの話となります。

圧倒的壊れがナーフされたことにより、11月は群雄割拠の読めない環境が続きました。 そんな中11月9日に第1回公式大会が開催されるという事もあり、位置づけとしては各々が信じるデッキを握る大会のような様相だったかと思います。3位までのデッキとしては以下を参照願います。
https://gtreign.jimdofree.com/event-%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2599%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2588/reign-mythologia-championship/reign-mythologia-championship-2019-winter/%20
環境も整ったため、Rhymofさんやminaさんをはじめ、大会を開催する方も増えてきました。象徴的なトップメタが存在しなかったので、いくつか話題に挙がった構成を抜粋いたします。
※余談ですが不服の魔女の仕様が「シャッフルして引き直す」ではなく「ボトムに送ってトップから引く」だと広く知れ渡ったのは11月頭です。当時の認識はシャッフルして引き直すというものでした。

環境象徴デッキ(ナーフと戦ったデッキ)

○アグロデッキ


大雨や銃士(後述)と合わせたアグロデッキが流行っていました。
当時、平均的なチャージャーパワーが少なかったスタンデッキに対して、うまく刺さっていたのだと思います。

メソロギア㊙️情報
シーズン開始1週間ほどを席巻したデッキだが、後述する赤十字が人権を奪ってしまったため、栄華は1週間で終わった。



〇ドロー赤十字騎士

ナーフ後もデッキビルダーの力で蘇りましたよシリーズ1
Rhymofさんに天啓がおりて生み出された、ドローで手札を溢れさせて支援兵見えたら騎士王からアタッカーを連打するというスタイルのこのデッキは赤十字ナーフ後すぐに生まれ、この赤十字ホープ不要で安価に組めることもあり、レート帯関わらず流行していたそうです。
5月現在に至るまで赤十字のスタンダードとされている、 赤十字を完成させた価値観だと思います。公式大会の時点ではチャージャーがリサシャルナンシ、色んな方が研究に乗り気になり、アタッカーにダークネスキャットを採用という段階まで完成しておりました。

当時環境に多かった前述したアグロデッキに対し、終止符をうったデッキでもあります。


公式大会優勝者ポンゴさんの使用デッキ。

〇継承者

らぐまさんのブログ
継承者最強? - らぐまのブログ
ナーフ後もデッキビルダーの力で蘇りましたよシリーズ2
らぐまさんは継承者を使う為なら、一切心が折れるという事がありません。
言及しておりませんでしたが、11月環境までは墓地のルールは今と違い、「手札・戦場でのステータス変化は墓地でも維持される」というDCGならではの仕様でした。
この仕様を存分に生かしたのがこの墓地回収型継承者ですね。スティーブンに継承しスティーブンで継承が乗っているカードを回収し、最終的にルイススティーブン効果を持っているラファエルをループさせLOするというデッキでした。ラファエルの効果がルール介入効果であるため、継承者の制約3つ以下に影響しないために成立した構築ですね。
この時点で継承者はかなり扱いづらいデッキになっていたので、上位には3人ほどの使用者しかおりませんでしたが、メタを切ったら一方的に負かしてくるような強さを持っていたため、大会では完全に人読みのメタ対象として、影響力を持っておりました。

※メソロギア㊙️情報
40tで引き分けるルールは、このデッキが緑竜と頻繁に千日手を起こしてしまったのが原因。




〇SP削減

初めてSP削減という定義が生まれ浸透したのが10月末ごろでした。なぜ生まれたかに関しては、スケルトンのナーフで増えることが予想された白騎士が、脳死ジェネシスを失ったためSPを咎めることが有効になったことや、グラドラが流行ったことが影響していたのではないかと思います。(実際のところグラドラ側がチャージを連打した場合は削減では追いつきません。)消費SP=生産SPくらいのデッキ全般を咎める力があります。アーキタイプを誰が作ったかは存じてませんが、時代とともに微調整をされながら現代まで一線級を維持しているデッキだと思います。
当時はライオットも拘束持ちであったため、チャージャーを拘束してSPを削ることによって破棄を強制し、パンプキンで詰ませる型が多かったと思います。継承者やカオくま、ドロー赤十字あたりを咎められるマスクドファイターも人気でした。詰ませるというコンセプトであるように上振れ思想のデッキだったので、相手のSPが多ければ多いほど活躍する下振れで強いマッドガンナーの優先度が現在ほど高くはありませんでした。
公式大会優勝者ポンゴさんの使用デッキ。

〇カオくま
徐々に使われ始めた程度ですが、コンボとしての強さが勝利に直結するものだったため、構築が定まっていないながら稀に見かけるレベルになりました。カオくまでコストの下がったアタッカーをロンギヌスで再利用する動きなどが強かったです。くまさんとカオシルの能力を載せておきます。
・くまさん
0/25チャージャー
【戦場発動】自分の手札全てのコストを10増やす
・カオス・シルヴァー ニュートラ
12/6アタッカー
【手札発動】現在と同一
カオシルがニュートラルなので、構築自由度が高く、カオくま1枚で35SP稼ぐという驚異的なデッキですね。

〇竜巻コントロール
アタッカー泣かせの強烈なデバフとディフェンダー泣かせのホーリースカイウィッチで天候を取った際の対話拒否効果を軸にLPを削りきるデッキ。 実は竜巻はコントロールの構築に定まったものがほとんどなく、採用カードによって性格がでるのが個人的にはポイントだと思っています。公式大会優勝者ポンゴさんの使用デッキ。

〇14グラドラ
megaさんがアーキタイプを作成(復帰前のツイートが見つからずレシピはなし)したことによって、当時の5000~7000あたりのレート帯で急速に流行り、第1回公式大会において最警戒予測がされていたデッキ。当時アルテミスが14コストであったため、10チャージからのホープで3Tという早さで踏み倒しの準備が整う事が強力でした。
10チャージ→ホープグラドラサーチ→アルテミス→アストレア→アルテミス→アストレア→アストレアといった形で、アルテミスで無防備にした状態でアストレアループで3回殴って勝つことを目的としたデッキです。このアーキタイプは多くのプレイヤーに影響を与え、また1種族あいている分構築自由度が高かったため、様々なプレイヤーが試行錯誤を行い各々のグラドラの結論を模索しておりました。誰も使わなかった智を極めし者でさえピン刺しの余地があるというのは凄い事だったと思います。私は大会用としてミラー警戒でブラントマッドガンナー採用のビートダウングラドラとグラドラ白騎士を使い分けてましたが、11月グラドラの終着となる構築は雲行さんのハイブリッドグラドラだと思います。

ちなみに公式大会私はグラドラを握りベスト16の成績でしたが、10月にグラドラについて言及していた内容がこちらです。

はい、良い子は早計な判断を下さないようにしましょう。
βテスト時代の強力な効果を知っていたのでショックだったという言い訳をさせてください。

ウィニー

めそろぎあ子さんが生み出した、4月現在まで使用されるウィニーアーキタイプアーキタイプといいながら、1枚も変更しなくても十分強いという、完成と言っても差支えのない構築です。777+3というウィニーだけのキルルート、速撃王の抱えるあと1点問題を銃士で補う思考、上から殴り負ける弱みをデバフで解消するなど、ウィニーの全てが詰まっております。

〇レイジスカーレット

第1回大会で準優勝となり、世界に見つかったスーサイド戦術、レイジスカーレットは、シャロンさん唯一の大会使用デッキでもあります。配信者であったため実質的に戦術を公開していたにもかかわらず思惑を通し切る強さは、緑龍不死鳥ピン刺しホープ2という実質3枚構成でランプ戦術を両立している点、ライオット玄武ラファエルで相手の択に常に圧をかけられる点、手札を広げてコンボ完成を目指すことができる点などが挙げられます。今現在に至るまでシャロンさんを象徴し続けているテーマデッキです。

11月環境の特徴としては、ランクマッチのマッチングレート範囲が前後1000であったことにあります。これが何をもたらしたかというと、レート帯ごとの流行デッキがまるで違う状態が出来上がりました。 情報発信量という観点でみても、高レート層の方が発信に積極的になるというのは自明ですので、 高レート層が低レート層のデッキをまるで予測できないといういわば低レート層の鎖国に近いような状態が生まれました。
公式大会後に判明しましたが、グラドラはカード資産を必要とするデッキであったからか5000以下の層では全く見ないデッキであったそうです。

デッキレシピは本来上り詰めるほど収束するものですが、そこには洗練されるからという理由ではなく不利対面が多すぎて使用していられないという理由の場合があります。後者の場合使われない理由はそのレート層において不利対面が多すぎるからであって、デッキが弱いからではありません。公式大会の形式がデッキ選出自由という一発勝負の場で、全てのレート層が一同に介する場においては、普段のレート環境などは何の意味もなさないという最たる例だったというのが、11月環境の私見となります。

調整カード

・魔法剣士一式
リリース当初からずっと日の目を浴びてこなかった魔法剣士がバフを受けます。
旧時代の最後となる次の12月環境において強い影響力を持つようになります。
ドローをすることで魔法剣士効果を多数発動し、多彩な戦術が組まれるのが魅力です。

最終ランキングと使用デッキ

捜索中


目次へ

12月環境変遷(旧パック時代の終わり)

※11月20日から12月31日を12月環境としております。

12月の変更は以下になりました。
・マッチングシステムの改良
https://www.mythologia.info/entry/2019/11/29/202445
・カードのバフ
・新カードの追加
・墓地仕様の変更(現在仕様と同一)
アップデート v1.2.0 - Google スプレッドシート

環境の始まり

マッチング範囲が広がり、必要勝率が緩和されたため、11月環境では数人だった(はず)の7000にもなりやすくなりました。11月環境で起きた、低レート層の鎖国現象は殆ど起きなくなったと思います。
カードバフとしては、ロストとアクアウィッチが強化されました。私個人ロストの強化は結構やばいと思っていましたが、強化によって普通に強いデッキになった位のレベルでありましたね。
魔法剣士の強化に関しては環境に大きな影響を与えましたね。今までコスト相応のパワーがなかったため、ゴーストファントムを利用したりプリンセスで無理やり通すしかありませんでしたが、12月からは単純に殴れる上、封、智攻撃+滅手札効果2回で2パンリーサルを狙えるようになり、コントロールも速攻もできるようになったと思います。

墓地仕様の変更に関しては、当時としてはかなり衝撃的な変更でした。実害を受けたデッキとしては、スティーブンを利用する継承者・レウィン、ロンギヌスを利用する黒騎士カオくまですね。特に継承者はコンセプトを練り直さなければいけないレベルの変更が必要となりました。逆にこの仕様変更が追い風となったのは海賊少女ネクロマンサーですね。

そんな流れで、新カードは状態異常対策、凍結強化、継承者フォローになります。特にヒーリングプリンセスに関しては、14グラドラのアストレアループから抜け出すことができるようになったといえます。

また個人が開く大会として、12月末ごろにVoidさんが3Pick1Ban大会を開いていたと思います。現行存在するルールとしては最も選出時点から考える要素のある大会なので、メタゲームが好きな方は開催時にでてみるのもいいかもしれません。

環境を象徴するデッキ(旧時代の結論デッキ)

12月環境としては象徴的なデッキが一つありますので、それに加え2つ紹介いたします。

〇ビッグカオス
voidさんブログ
メソロギアのレートに這いよる混沌 - 全一メソロギア適当にやる人のブログ
12月環境を象徴するデッキは間違いなくビッグカオスですね。 デッキ解説はブログ見てもらった方が早いと思います。 手札を厚くするメリットはゲームプランを見られるデメリットがビッグカオスは薄く、むしろ手札だけでプランを作れるメリットの方が大きい点、カオくまの最大値が上がる点、トップカオシルという事故を手札飽和で防げる点などです。カオシルがニュートラルの為暴走キャットが積めるので、カオくま一辺倒の上振れデッキではなかったことが強さですかね。ヒーリングプリンセスでくまさんを投げやすくなった点が大きいと思います。
対策としてロイサヴァを入れていない場合は基本ゲームにならない対面でした。

〇魔法剣士

智、封、制の強化によりアタッカー同士の殴り合いが可能になった魔法剣士。12月環境はライオットが相手拘束効果持ち最後の月という事もあり唯一拘束魔法剣士を実現できた月でした。6枚の拘束チャージャーにフリーズアーチャーまで使用し攻撃を確定で通せる状況を作り、封、制で相手を詰ませ自身は智で後続を引くコントロールデッキですね。基本的に魔法剣士はチャージャーで個性を出すデッキですが、拘束の場合は制よりも封の効果を強く使えるのが特徴です。他構築だとプリンス追加を受けての蒼魔法剣士がおりました。ドローの採用如何でプレイヤーのコンセプトが変わるところが面白いですね。

〇黒緑スタン

ホーリーが3パン圏内のパワー8だったころに流行った、墓地のホーリーを使いまわし1戦で2回対話拒否し楽にビートダウンをしていくデッキ。ホーリー以外の採用アタッカーとしては、回収できるロンギヌス、サーチできるアストレア、単純にパワーカードのマッドガンナーなどが候補でした。緑魔黒騎士にするとパワー4時代のナイトスレイヤーが使えるのが強いですね。
単純にパワー9カードを採用できるのが強く、ナイスレやフリーズアーチャーを駆使して盾を壊し、ロンギヌス1発通せばホーリーロンギホーリーでリーサルになるのが強いです。

その他デッキとしてはウィニー、グラドラ、赤十字もいたと思います。継承者は新カードの忠剣は殆ど使われず、アルテミスクローン効果をラファエル2枚でループさせてLOする構築が生まれました。

12月のまとめとしては1にも2にもビッグカオスですね。カオくま単体のコンボの利用はよくありましたが、それを30枚噛み合った一つのテーマデッキとして成立させ1時代を築いたというのは凄いとしか言いようがありません。対策ができないわけではないですし私はロイサヴァ引けなきゃ諦めるくらいの感覚で戦っていましたが、1手でゲームエンドなパワーは有ったのでその分ヘイトを集めていたかと思います。


調整カード

12月ナーフは以下のようになっておりました。
・ナイトスレイヤー
パワー1のナーフを受け、2Tアタッカー択をレックスくらいでしか持てなくなりました。いまだに何を危惧したのかよくわかっていないナーフだったりします。
白魔導士・ライオット
春β、夏β、リリース後と度々魔改造をされてきたライオットがリリースされてなお魔改造されました。拘束6枚体制は強すぎたので、6チャージできるものがナーフされるのは妥当ではあります。最初は使い道がわかりづらいエラッタに感じましたが、なんだかんだで今は唯一無二の価値を持つカードとなりました。
・白騎士天使・アルテミス
コストが2増え14グラドラに再考を迫るナーフとなりました。基本的にアルテミスは白騎士で使うカードというより、カオくまやグラドラなどのコスト踏み倒す系のデッキでやりたい放題するために使われていたので、純白騎士的にはとばっちりかもしれません。
・カオス・シルヴァー
コストが4増え、種族が黒魔導士となりました。カースウィッチとは犬猿の仲です。ビッグカオスが暴走キャットを失う事になり、SPジャンプアップ手段に汎用性がなくなりました。またあらゆるカオくまは種族を縛られることになるので、デッキ構築の自由度はかなり失われ、黒騎士型のカオくまは二度と組めなくなりましたね。

最終ランキングと使用デッキ


1位→白騎士
2位→黒緑スタン
3位→不明
4位→SP削減
5位→グラドラ

目次へ

以上、βテストから12月(旧パック時代終了)を以て、環境変遷前編を終わります!!
1月〜現在までの記事からはこうちゃんも参加するので、是非ともお読みください!

中編(1月〜3月環境)→
《中編》メソロギアの1月環境〜3月環境までを《徹底考察》!【メソロギア】【環境変遷】【新パック】【環境考察】 - mytho_koutyan’s diary