mytho_kotyan's diary

ちゃんちゃんまんのメソロギア完全攻略

ランキング1位常連プレイヤーによるメソロギア《徹底解説》

《中編》メソロギアの1月環境〜3月環境までを《徹底考察》!【メソロギア】【環境変遷】【新パック】【環境考察】

※この記事は中編になります
前編をまだ読んでいない方は前編からお読みください。
前編(βテスト〜12月)【旧パック時代】リンク↓
《前編》メソロギアのβテスト〜12月環境までを《徹底考察》!【メソロギア】【調整カード】【環境変遷】 - mytho_koutyan’s diary
後編(4月〜現在)【マリガン時代】リンク↓
《後編》メソロギアの4月環境〜現在までを《徹底考察》!【メソロギア】【調整カード】【環境変遷】【マリガン】 - mytho_koutyan’s diary
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まず初めに、前編(βテスト〜新パック実装まで)をお読みくださり、ありがとうございます

ノスタルジックな気持ちになっていただけたり、こうやって今の環境が出来たんだなー!先人ってSUGEEEE!ってなってもらったら幸いです。

さて、今からお話しするのは1月(新パック実装)〜3月(マリガン実装前)までの【新パック時代】のお話です。
記憶にあたらしい人も多いと思います。
現代的な構築も多く見られ、こうちゃんも参入し始めた時代になります。
是非とも楽しんでいってください

ーーーーーーーー以下本文ーーーーーーーーーー

1月環境変遷(新時代の始まり)

詳しい環境解説は以下ブログを参照
はてな

※1月以降の環境は、当月頭から当月末までとなります。

まずレートとして新たに、EXランクが追加されました。
アップデート予定情報v1.3.0 - メソロギア開発情報
・レートシステム変更
・奪う仕様変更
・新パック追加
これによって今まで6000踏んだら後は趣味だった世界に、8000という目標が生まれましたね。6000以降のレート増減は史上一番過酷になっているので、6000→7000はとてもやりがいのあるものになりました。この月に9000到達者が現れたのは恐ろしい話ですね。

奪うの仕様変更の内容としては2点です。
・攻撃力0から奪った場合もパワーが効果の数値分上がる仕様から、減らした分だけ上がる仕様に変更
・カオシル下において減少が増加に、増加が減少に反転していた仕様から、減少が増加に、増加もそのまま増加反転する仕様に変更。(指定の値減らす、その値に-1をかけた数自身を増やすのそれぞれに-1の反転が作用)



時代を変えた新パック!

1月環境の話としては、まずは新パックについて触れる必要があります。
追加カードv1.3.0 - Google スプレッドシート
新たなテーマとして偶数ターンに強力な効果を発揮するヴァンパイア、相手をゾンビ化して機能不全にさせ戦うゾンビ、同族を喰らい後出しで強力な効果を発揮する悪魔が追加されました。
また、既存デッキも強化されております。デッキとして取り上げないものについて、構築に影響を与えたカードの話をしていきます。

・感染するゾンビ、カウンターブレイド
この頃のゾンビは4コスで8点出せる感染するゾンビが強いだけの種族で、問題なのは8削れるのでやり返されることでした。ここにカウンターブレイドを入れると、ゾンビで8点与えて1枚ゾンビ→相手のゾンビにカウンターで追加8点、自身の手札にゾンビ追加→ゾンビ投げて終了 という2撃目から相手に負けのリスクを迫ることができるので、8スタンでアグロのような事ができる上に、カウンターブレイドで0コス状態で読み合いにつきあわせるという事ができました。
・ダークプリンセス
14グラドラが無理になったタイミングで16グラドラをやれとばかりに登場した、デメリット付き13チャージャー。グラドラ、カオくま、魔導書などに採用されるようなりました。
・光を導きしもの
今までコストが高くアタッカー枠を圧迫するだけであったネクロマンサーサモナーを戦えるデッキにしたカードです。
・時を操る者・アリシア
かつてレウィンに存在したスティーブンを介した8+16のリーサルパターンをハンドで実現するようになり、クローン以外に選択肢がなくなっていた継承者に新たな選択肢を与え、また魔導書においてドローカードや耐久用のロイサヴァ、ルイスを使いまわし安定感をもたらしました。
・おさかな
今まで速撃王の1足りないをカバーするために銃士が必須だったウィニーにおいて、おさかな採用で銃士を外すという新たな選択肢を与えました。
・蒼騎士団長・アーサー
元々貫通持ちはいましたが、それらを採用することなくこれ1枚で当時の白騎士にガン有利の状況を作れるようになりました。
・ドラゴンブレイカ
16グラドラのフィニッシャー候補となりました。
・グリーンエレメンタラー
ホーリーに拘らずとも竜巻がメタスタン的に動けるようになりました。
・極めしものを崇めしもの
剣を極めしものの高速召喚という戦術を実現できるようになりました。
・エレクトロウォーリア
あらゆるスタンの選択肢となり、赤十字や天候デッキの採用候補となった。またルイス、ダークネスキャットの対策ができるようになりました。
・ブラントホエール
白魔スタンというデッキにおいて、ライオット効果対象とすることで実質14SPを稼げるアタッカーとして、4枚目のブラントになりました。それ以外だと一時期バグ疑惑が出ていた、不服でデッキに戻ることなく追加ドローができるという唯一無二の運用も可能です。

上で挙げたように色々なデッキに変化をもたらしたのですが、1月環境としては勝率トップと使用率トップが2強として存在し、それに追随するようなtier2いくつかというような構成でした。

環境を象徴デッキ達


〇銃士
雲行 怪 on Twitter: "第二回BO3大会優勝🏅
ななんと全勝だー!
BANは全て16グラドラに飛んで来ました!南無三!

#メソロギア… "
6000まで目指すなら一番時間効率の良いデッキで、環境初期から異常な遭遇率を誇ったバーン型銃士デッキです。元々、銃士のダメージを3固定にするフランシスカと乱射兵だけでメタの一角を担える程度には強かったのですが、16コストでダメージを爆増させる迫撃兵が追加されたことにより、削りの速度が2,3倍になりました。中でもパワー7のナンシを2連打した際が凶悪で、SP18の手札発動起動圏内にしたうえで初手含めデッキの11枚を上からめくることになるため、ほぼ確定的に乱射兵タイムに入れました。この頃の強さは夏βテストに匹敵しかねない強さで、バトルガールなどのメタを採用したところで止まらない時は全く止まらないという、メタを跳ね返す力があり恐れられていました。自分のことだけを考えるならルイスは脳死3でいいのですが、雲行さんの構築は火傷などのメタ考慮した結果不採用になり、ラファエルヒルプリ採用なのが面白いですね。

〇悪魔
Evil Spirit on Twitter: "イナリさんに追って追われてをしてたらEx-0(?)に到達してしまった…… "
ハッシュタグを入れることなく40いいねをもらうという偉業を成し遂げた悪魔デッキです。手札と盤面あらゆるアタッカーディフェンダーに対して、手札の対応する悪魔さえ破壊すれば後出しで対応したうえでダメ押し3点を与えていた凶悪デッキが悪魔でした。当時は盤面破壊でも3点が入っており、ディフェンダーと梟のコストが低く、アタッカーはパワー8の基本水準を保っているという完璧っぷりで、8+8+3+3+3、8+10+3+3のような2パンも容易に可能でした。
シェイドがデッキ内のカード全てをサーチできていたため、グラドラをピン刺しをしたり、相方種族として最適なのはどれかについて皆さん試行錯誤していましたが、最終的に悪魔の弱みであるディフェンダーに無力な点をカバーできるホーリー率いる緑魔導士となりました。この当時の悪魔は紛れもなく勝率7割デッキでしたね。

このシェイドの仕様から、ホーリーを1枚でも引いてSP30貯めてしまえば勝てたのが面白かったです。
ホーリー(8)→シェイドで2枚回収→ホーリー(8)→ホーリー(8)

※余談ですがシェイドのサーチはシャッフルをしないので、その気になればすべてのドローの未来視ができました。

自壊効果によりドローが進むのも強かったです。
どんなデッキにも存在する事故が、このデッキは地力で回復できる実力がありました。

〇LO

グラの一番弟子さんブログ
グラ弟子的LOデッキのすゝめ!!|グラの一番弟子|note
opferさんがアーキタイプを作ったといわれている、相手のデッキを枯らして勝つ特殊勝利デッキです。流行らせたのはグラ弟子さんかもしれません。元々LOは黒騎士の専売特許でしたが、火傷に加えアタッカー拘束を交えることで耐久を可能にしました。破壊無効持ちはどうすることもできず、緑龍などを引かれてもまくられますが、銃士は手札効果依存、悪魔はディフェンダーに対して当時の圧倒的な力を誇れず、尚且つ自ら手札を破壊していくというトップメタ両者に対して優位な要素を持っているのが強みでした。

1月環境は10月環境に近いような、数をこなせる銃士と勝率を出せる悪魔の2強という構図でした。これらをメタる為には構築を歪ませる必要がありましたが、歪ませたデッキでは既存の強デッキには勝てないのでそこでメタりあう構図ですね。メタデッキとして頭一つ抜けていたのがLOデッキで、その理由は目的が1つに絞れていて使いやすい事、盾主体な分生産SPに余裕があり初手事故が起こりにくいなどが理由だと思います。

調整カード

1月環境を受けての修正は以下のようになっておりました。
ver1.3.0 2月修正内容 - メソロギア開発情報
・迫撃兵、フランシスカ、ナンシ
ナンシに関しては銃士に限らず上振れ筆頭カードだったので妥当ですね。銃士はこのナーフにより、迫撃兵追加前よりも弱体化しました。迫撃兵が24コストなので、同系デッキの魔導書に対して速度負けしかねないのがつらいですね。
・悪魔全般
場干渉のダメ押しがなくなり、シェイドは悪魔のみ対象となり、ステの調整が行われました。悪魔フル積みしただけで初手だし可能カードが15枚になってしまい事故率が大きく上がってしまい、ダメ押しの打点が減ったことで9枚のアタッカーによる打点やりくりが難しく、コスト上昇で起動ターンも遅くなり、構築の抜本的な見直しが必要になりました。
・ゾンビ全般
感染するゾンビ単体でしか使用されておらず、テーマとして欠陥を抱えていたので、感染するゾンビの火力を抑えつつ、ゾンビ全体としては大きくバフを受けました。ゾンビガールは確実に感染を広げられるカードとなり、ゾンビウルフがスタンでも使える性能になり、ゾンビクイーンは墓地参照によってフィニッシャーとして驚異的な火力を叩き出せるようになりました。
・くまさん
カードとしてのスケールが大きく落とす調整が行われました。専用カードとしての強さが進まった分、逆に言えば不服やカオシルの有無に関係なく気軽に使えるようになったともいえますね。
・魔人・ホーリー
ホーリービートで12月から地味にヘイトを集めていたホーリーですが、1月環境においてトップの悪魔の相方として選ばれることとなった事も受けてか、遂にパワー1のナーフを受けました。これにより単純にスタンデッキで採用するといったことはできなくなり、構築上の工夫を求められるようになりました。

最終ランキングと使用デッキ


1位→竜巻悪魔(記事投稿予定)
2位→SP削減
3位→SP削減
4位→竜巻悪魔
5位→LO、暗黒スタン・DDカオス(2名同順)

目次へ

2月環境(どんなデッキも活躍する)

1月最強だった銃士や悪魔のナーフを受け、どんなデッキでもある程度活躍することができる環境が2月環境です。
それまで使用率の低かったゾンビが大幅に強化され、環境の始まりはゾンビを多く見かけ、「いかにゾンビを対策するか」が求められる時代だったように思います。


環境を象徴するデッキ

話題に挙がったデッキを取り上げていきます。

〇DDカオス(緑龍入り)
こうちゃん on Twitter: "メソロギアで史上最速6000到達ギネス新記録出したデッキ
勝率は74%まで
不服入れて緑竜アーロン避難させた方が強い
ゾンビ多いからホープは3枚
白騎士xゾンビで勝つことが多かった
ゾンビうざいから暗黒はすてた
#メソロギアギネス… "


運用の難しかったこのデッキですが、くまさんの調整に伴い、使いやすくなりました。


銃士と悪魔がナーフされる中、くまさんのスケールを落とされた点を除きノーダメージだったDDが強デッキとして流行ることとなりました。くまさんパワー16が、フィニッシャーとしての価値に一切の影響がなかったため、お願いムーブをしてもワンチャン勝ち切れてしまう強さがありました。DDの攻撃を通す、9T耐えきる、バフデッキに対してカオシルを用意する、48SPをためる、アタッカーにアルカディアをぶつけて8点を通す。など、勝ち筋が多い点が強さの要因ですね。

元々実質SPが※45溜まるという特徴から、カオシルとの同時採用が難しかった緑龍が、実質的SPチャージ力が下がった2月調整をもって採用できるようになったのが特徴です。

※SP25↑、カオシル、緑竜コスト-10→45SP

カオス化の緑竜はコストダウンが反転されるが、カオスのコストが大きい状態だと反転されにくい。
→くまさん調整は実質的なバフ


〇魔法剣士
まー よし on Twitter: "滑り込み7000!8割ぐらい魔法剣士でいけました!4000から7000までほぼ魔法剣士使った人は希少なのでは…?
初7000ということもあって割と嬉しい
これからも魔法剣士でいきます
#メソロギア… "

条件を満たせば全カードが貫通9アタッカーになるという点が高い評価のデッキです。


1月ライオットがナーフされ銃士メタのついでに蹂躙されていた魔法剣士ですが、メタが薄くなったことで再度陽の目を浴びるようになりました。今まで拘束に頼っていた部分をゴーストヴァンパイアを新たに加えたデバフによって補い、確実に攻撃が通る場面を作れるようになりました。デバフはチャージャー対象にすることでSP削減デッキとしての立ち回りができるようになるため、制の重要度が上がったのが特徴ですね。とは言いましたが、魔法剣士はチャージャーの自由度が高いため、おそらく2月唯一の魔法剣士7000到達者の研究としては全く別の着想になっていますね。手札の魔法剣士によって立ち回りを変えなければいけない点も含め、魔法剣士は研究しがいのある面白いデッキだと思います。
○ゾンビ/ヴァンパイア

2月から存在したデッキタイプです。


〇SP削減
こうちゃん on Twitter: "←激安SP削減
中 えびるはい優勝
→SP削減完成形… "

元々相手のチャージ力を落とす反面自分のチャージスピードも落ちてしまうSP削減デッキが、0/8 削減チャージャーを得たことで下振れから救われたデッキです。

相手の手札のパワーを落とし、有意性を落とすことで、蒼の奏者やナイスレをうまく機能させるデッキです。

出すタイミングがバレるため弱いとされていたヴァンパイアの中で、唯一チャージャーの為バレても問題なく強かったゴーストヴァンパイアが採用されたSP削減デッキです。まだ不服が少なかったため、デバフは未来のSP削減だと問題なく言えた頃の構築です。シンプルに強いです。

〇魔導書
わに on Twitter: "アリシア魔道書
#メソロギア… "

voidさんブログ
神判魔導 - 全一メソロギア適当にやる人のブログ


環境に増え始めたDDカオスデッキに対して圧倒的なメタ性能からこの時期撃的に結果を残したデッキです。


アリシア魔導書が生まれたのが2月環境でした。わにさんが触り始めたことがきっかけとなり、現行でも通用する構築をvoidさんが完成させました。マッドガンナーをはじめとしたメタカードに対して、適切なメタ対策カードを繰り返し使えるようにしてコントロール性能を上げたことが魅力ですね。

2月のポイントとしてはゾンビとデバフの増加によってデッキにカードを埋める不服が注目されるようになり、使われ始めたことによって山札を進めつつ4倍のトップ解決ができるという強みがバレはじめ、クイーン、エリカ、ギガントハンド、その他コントロールフィニッシャーといったカードを探しに行くカードとしての採用が始まったことが特徴だと思います。
とはいえデッキのアタッカー必要が控え目な上位層の中では下振れを内包するという仕様上使用率は控え目で、勝率を上げてくれるピン差しが主流でした。

調整カード

2月においてナーフはありませんでしたが、以下のようなバフがありました。
ver1.3.0 3月更新内容 - メソロギア開発情報
・サイバーフィールド
流石に弱すぎたためコスト0が非対象になりました。
カイロス
環境を揺るがしたバフです。使っていけるチャージ量になっただけでなく効果範囲が1広がったことにより、デバフで自傷で回復で効果圏内に入れる、といった動きが無理なく可能になりました。
・スケルトンナイト
ウィニーのカードとして使いやすくなりました。灼熱でバフを入れると手が付けらない強さかもしれません。
・双槍のラース
正式リリース後すっかり影が薄くなったラースジェイクですが、メインの殴り担当であるラースのコストが下がったことで、ドローチャージャーやアランが使いやすくなりました。
・ソードマスター
効果持ち同パワーとのコスト差を8にするというかなり思い切った調整ですが、キルパターンに影響しない分あまり使用頻度が増えていないかもしれません。
・とりさん
パワーが1バフしたことで8コスト水準のパワー8での攻撃が可能となりました。
・紅騎士団長・アイリス
パワーをバフしてもワンパンできない悲しいフィニッシャーアイリスですが、コストを8下げるという思い切ったバフにより、8スタン同様24コストでライフを削りきれるようになりました。
・紅魔導士・セヴン
アーサーしかり手札効果持ちアタッカーにおいて、自身を投げた時にライフの1/3である8点を削れるかどうかは重要な要素ですが、セヴンがこの8点を素で持つようになりました。
・歴戦の黒騎士
発表当初の衝撃が大きかったバフです。実質ディフェンダーのような効果を持ちながら効果が不発でも8点削れるという事で、外れ択のないアタッカーに化けました。
・極めし者を砕く者
打点が致命的に低かったですが、12コストの水準パワーに加え破壊ボーダーが下がったことにより、アルカディアなどまで破壊できる択を生み出せるカードに化けました。
・天空の使途
破壊を無効にしないため役割の薄かったカードでしたがパワーの変更で普通に使っていけるカードとなりました。

カイロスに関しては環境に影響を与えてますので、3月環境のSP削減デッキ、4月環境の純白騎士デッキで分けて書いていきます。

2月最終ランキングと使用デッキ


1位(こうちゃん)→DDカオス(緑竜)
2位→蒼騎士
3位(ケロンパ)→DDカオス(緑竜)
4位→SP削減
※(5位→アグロ)
5位→DDカオス(緑竜)

※未ログインが続いたためランキング除名されたプレイヤー
イナリぽんさん当時「熾火」



目次へ

3月環境変遷(第二回公式大会)

3月といえば第2回の公式大会が3月7日に行われました。デッキ内容は下記を参照願います。
https://gtreign.jimdofree.com/event-%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2599%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2588/reign-mythologia-championship/reign-mythologia-championship-2020-spring/
他にも今まで開かれていた大会に加え、Daybreak杯、ウルトラタッグバトルなども開かれていた記憶があります。すべてに触れることができないくらい、開催される大会が多いのはメソロギアの魅力故だと思います。

〇竜巻スタン
Game Tournament『REIGN』 on Twitter: "3/7開催「REIGN Mythologia Championship-2020 Spring-」結果報告

優勝:ギリギリギッチョンさん(@gyrygyrylife)
準優勝:ダークネス猫さん(@sasurauneko)

お二人ともおめでとうございます!参加してくださった方々ありがとうございました。
※画像は優勝者使用デッキです。
#メソロギア #REIGN_MLt… https://t.co/3FK9XmJZSX"

公式大会時期に流行っていたらしい竜巻スタン。グリーンエレメンタラーで手札干渉もできるため強いですが、ホーリーの打点のズレをスカイウィッチかウインドストーマーで補う必要があります。
竜巻のSPチャージの速さを活かし、チャージを挟まずに888スタンできるのが強かったです。


〇ヴァンパイア
公式大会においてギリギリギッチョンさんの手によって、強いことを見せつけられたヴァンパイアデッキです。デバフでツクヨミが通りやすくなり、ツクヨミによってSP削減の動きを強化したうえで、クイーンヴァンパイアとダークヴァンパイアの火力上昇させるという噛み合い方が美しいデッキですね。ダークヴァンパイアは魔導書や赤十字など、手札を厚くするデッキに対してのメタになるのが変わったカードです。黒騎士を使用しないSP削減としては、ツクヨミとゾンビウルフとどちらを取るかは迷う部分だと思います。

〇蒼騎士

※第2回公式大会準優勝者の構築はURLを参照願います。

レシピの公開を行ってはいませんが、確かひいらさん(@hiirach)さんが第一人者で、先月に8000到達を成し遂げておりました。このデッキに関しては環境のメタとしての側面が強かったです。
当時最も環境に溢れていたDDカオスに対して完全に有利を取れていたデッキです。
本来邪魔になってしまうことが多いロイサヴァやラファエルを、エヴァ採用により、構築を歪めることなく採用できる唯一のスタンデッキです。


カイロス入りSP削減
こうちゃん on Twitter: "1週間ローズカイロス研究を続け、
スタンデッキの王様足り得るとわかった。
いくつか案はあったが結果的に受けSP削減、グラコLOが生き残った。
勝率は一番弟子(使用者)の何人かが7割近く。師範代ケロンパの案で不服を採用
研究手伝いありがとう😊
#こうちゃんの一番弟子
#グループDM
#メソロギア… https://t.co/En2KSsBrbk"

こうちゃん道場発のデッキその1です。


こうちゃん道場の発足とともに環境に一気に溢れたデッキです。

カイロス強化によって強化されたデッキシリーズ3
本来アタッカー3枚分しかSPを用意してないデッキに対して、+αのアタッカー(SP)を強制するデッキです。
今まで軽装兵でしか採用を正当化できなかったローズに、8+8の残りライフ8を自らカイロス圏内に入れるという役割が生まれ使われ始めたデッキです。カインと違い6からの12回復なので、9+9以外では3回の攻撃を強要できるようになります。スタン系統のデッキにはめっぽう強いですが、環境的な問題点として、トップメタにあたるDDカオスに何の役割も持てないという致命的な弱みがありました。

○緑竜赤十字

こうちゃんブログ(こうちゃん&silver著)
赤十字のエッセンス - mytho_koutyan’s diary
こうちゃん道場発のデッキその2



緑竜入りの赤十字は、こうちゃん道場発足とともに当たり前になりました。

1月後半から環境に生まれたLOが導いた赤十字デッキの正統進化先です。

○ゾンビ/ヴァンパイア

こうちゃんブログ(rabich著)
ゾンビ/ヴァンパイアのエッセンス - mytho_koutyan’s diary

2月環境でechoさんにより開発され、ちゃもすさんが広めたデッキです。




こうちゃん道場発足とともに環境に大量に増えていたSP削減、赤十字、両者に勝てるこのデッキは、環境のメタとしてとても優秀で、ゾンビに負けた人がゾンビを使い、ゾンビを広めるというヴァイオハザードな状態でした。

〇DDカオス

こうちゃんのブログ
はてな

バイオハザードから世界を救った英雄です。
マリガンもなかったこの月、ゾンビにアルカディアを当てるだけで勝ててしまったこのデッキは、瞬く間に世界からゾンビを消し、環境の天下をとりました。


どうにもできないような異常さはないながら、間違いなく3月トップメタに位置していたデッキがDDカオスです。元々アグロ・魔法剣士に弱かったカオス白騎士デッキが、DDの採用によりメタとしてより広い対面を見れるようになったデッキです
この月、使用者のこうちゃんがメソロギア史上初の勝率8割を達成しました。


○光明コントロール

当時コントロールデッキは1月の銃士環境の煽りをそのままに、使用率が著しく低かったが、実況者でもあるrhymohさんの復活・過去デッキのリバイブにともない、環境に一気に増えました。

ただ、有利・不利がはっきりしすぎるこのデッキが流行った最終環境、この時期のレートはみんなが伸び悩みました。

〇LO

イナリさんブログ
イナリ式光明LO 〜帝王を添えて〜 - 病むに病まれず病み時雨

前述した光明コントロールに有利を取るデッキ。
とはいえ緑竜を手札破壊できなければ負けなため、勝ち越すが難しく、レートによる目立った功績はありませんでした。



カイロス強化によって強化されたデッキシリーズ1。1月2月との違いとしては、火傷の紅魔導士とブロンズアーマーを切り、カインとルークの白魔が入り、カイロスの回復ギミックが採用されており、手札ロックブレブレパンプキンギミックが採用されている点です。特にブロンズアーマーは暗黒化がこのデッキにとって蛇足で、エリカに対して負け筋を作ってしまうカードでしたが、回復ギミックのカインによって天候対策も兼ねることができるようになったので、かなり隙が少ないデッキだと思います。funさん、うゆうさん、Rhymofさんから少しずつアイディアを拝借しているらいしいですが、このブレンドを思いつけることが強さだと思います。



〇白騎士

こうちゃんブログ
白騎士のエッセンス メソロギア - mytho_koutyan’s diary

※環境に影響は与えませんでした。

カイロス強化によって強化されたデッキシリーズ2。耐久デッキにおいてカインを採用することでリーサルずらしをするのは有名ですが、ずらした分の残りライフがカイロス圏内を生み出すので、更に追加で1発殴らせることができます。カイン後の888で残りが2となりカイロスで12回復するとHP14となり、ここでまた8点を入れると再度HP6のカイロス圏内になるという地獄が待ってます。カイロスの使用が1枚だったとしても5回殴らなければならず、アタッカー12枚採用において5枚のアタッカーを引くには12,13枚めくる必要があり、自動ドローに頼った場合これは既に9Tを意味するので、通常のスタンでは太刀打ちできない対面となっております。



3月環境に関しては基本的には2月の延長でした。変化としては歴戦の黒騎士によって通常のスタンにディフェンダーを入れる必要がなくなった点と、カイロスによって回復による耐久ギミックが追加された点だと思います。

調整カード

3月末のカード調整は以下になります。
ver1.3.0 4月更新内容 - メソロギア開発情報
・感染するゾンビ
ランダム効果特有の、一番当たってほしくないカードによく当たると感じてしまうという現象でヘイトを集めていたゾンビデッキの核に調整が入りました。攻撃成功時になった事により、初手以外に気軽に投げて目的を達成することができなくなり、選択感染であるゾンビウルフの重要度が高まりました。
・デモンデストロイヤー
コスト面の調整が行われました。8コストなので、まるまる1T分遅くなりましたね。アルテミスDDをやるための総コストが42コストとなったため、ロイサヴァで防がれるリスクを抱えている点も相まって、緑龍に勝っている点がかなり少なくなりました。
・蒼の奏者
パワーが1下げられました。この当時結構な物議をかもしたナーフで、蒼の奏者は1T14チャージの運ゲー感もありかなりヘイトを集めていたカードでした。ただ、偶数パワーからの1のナーフはメソロギアにとって結構重く、奇数コストのカードがないメソロギアにおいての奇数チャージはもう1枚奇数チャージをしない限りは切り捨てなので、今にして思えば受ける印象よりは意味のあるナーフだったといえます。ゾンビなどで利用すればまだまだ理不尽チャージをできるので、使い物にならないわけではないのも良いですね。
4月に実装されたマリガンを意識した調整にも見えます。
・デビルヴァンパイア
そこそこ物議をかもしたバフでした。基本的にデッキ内のカードはチャージャーが一番多く、バフの値を減らすためにチャージャーを出すとみすみす殴られるので、出てくるタイミングがバレているという致命的な弱みを踏まえたとしても、いつ壊れと思われるかわからないカードだと思います。
・無言の支配者
かなりピンポイントなメタカードであるにもかかわらずチャージ量が貧弱であったため、2Tで10コストアタッカーを択にできるカードに調整されました。
・蒼騎士団長・オルフェイス
シルヴィアの強さを前にしても心が折れることなく努力し続けた彼は、なんとその努力でコストを下げることに成功しました。

最終ランキングと使用デッキ


1位→DDカオス(緑竜入り)
2位(ケロンパ)→DDカオス(緑竜入り)
3位→ゾンビ/ヴァンパイア
4位→不明
5位→DDカオス(緑竜入り)

目次へ

以上1月(新パック時代の始まり)〜3月終了を持ってメソロギア環境変遷記事中編を終わります。

続いて後編になります。
後編は皆さんも記憶に新しい4月(マリガン実装)〜現在までをお話していきます。

4月に関しては1月環境ブログのように、デッキのメタの周り方と共にこうちゃんが解説をしてくれているので、是非とも読んで見てください。